Thunderbirdで1行の折り返し文字数を変更する方法を紹介します。動作確認バージョンはThunderbird 11.0.1です。
1.基本
Thunderbirdでメールを作成すると、下のスクリーンショットのように72文字(全角36文字)のところで自動的に折り返すようになっています(私は前バージョンからのアップグレードで、もともと折り返し文字数を長めにとっていたため、デフォルト値が違っていたらすいません)。
以下、この折り返し文字数を変更する方法を紹介します。
2.折り返し文字数を変更する
「ツール」→「オプション」をクリック。
「詳細」→「一般」タブ→「設定エディタ」をクリック。
開いたウィンドウの「細心の注意を払って使用する」をクリック。
検索ボックスに「mailnews.wraplength」を入力。
表示された「mailnews.wraplength」の項目を右クリックして、「値を変更」を選択。
1行の折り返し文字数を入力して「OK」をクリック。自動的に折り返したくない場合は「0」を入力します。
値が変更されたことを確認して画面を閉じます。前の画面も順番に閉じてください。
次回のメール作成時より折り返しが行われなくなります。Thunderbirdの再起動は不要です。
3.HTML編集について
以前のバージョンでは、HTML編集の場合は「editor.htmlWrapColumn」という項目で1行の折り返し文字数を変更できたようです(バージョン3とか)。
今回確認したところ「editor.htmlWrapColumn」はなくなっていました。その代わり、HTML編集も「mailnews.wraplength」で制御されました。
余談ですがHTMLメールの利用は危険なので控えましょう。
4.半角文字の扱いについて
1行すべてが半角文字の場合は折り返しの対象にならないようです。