会社のPCではWindow Updateの自動更新を行っているのですが、KB2686509のインストールが失敗するという事象が発生したので、その対処方法を情報展開します。
結論から言うと、KB2686509はキーボードレイアウトを変更しているとき、例えばCapsLockキーとCtrlキーを入れ替えているようなケースがあると、インストールに失敗するようです。
ということで、キーボードレイアウトを変更するためにレジストリに設定している「ScanCodeMap」を削除してWindows Updateを実施し、再起動後に削除したレジストリを復元させるという手順で無事解決しました。
以下、自動更新しかやったことない&キーボードレイアウトを入れ替えている人(そんな人はいない?)向けの手順です。
問題が確認できたのはWindows XPのみです。自宅のVistaではこの問題は未確認なので、スクリーンショットはすべてXPです。
1.KB2686509が成功しているか確認
「ツール」→「Windows Update」を選択。ちなみにVista/7では「すべてのプログラム」→「Windows Update」を選択。
XP
Vista/7
「更新履歴の表示」をクリック。
KB2686509が失敗していることを確認。
失敗している方は次の手順をどうぞ。
2.レジストリのバックアップ
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」で「regedit」を入力して「OK」をクリック。
左ペインのツリーを「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「Keyboard Layout」まで展開。
「ファイル」→「エクスポート」を選択
任意の名称で保存。ここでは「Keyboard.reg」で保存します。
「Scancode Map」を右クリックして「削除」を選択
削除後の画面です。これでレジストリ画面を閉じます。
3.Windows Updateの実施
「ツール」→「Windows Update」を選択
「カスタム」をクリック。上にある「高速」でもいいと思います。
KB2686509を選択して「更新プログラムの確認とインストール」をクリック。
「更新プログラムのインストール」をクリック。
インストール実行中です。成功しました。
完了したら「今すぐ再起動」をクリック。
4.レジストリの復元
再起動後、「Keyboard.reg」をダブルクリック。
「はい」をクリック。
レジストリが反映されました。これでもう一度再起動すれば元の環境になります。
5.参考サイト
参考サイトは下記です。ありがとうございました。